横山光輝三国志第3巻「漢室の風雲」

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横山光輝 三国志第3巻(潮出版社、1974)

横山光輝 三国志第3巻(潮出版社、1974)

表紙は勇ましい張飛が描かれております。あれ?張飛の左手に掴まれているおっさんは・・・「えっと、、どちら様ですか?」

基本データ

もくじ

十常侍
勅使
放浪の旅
乱兆
何進将軍の死

主な登場人物

劉備、関羽、張飛、十常侍、芙蓉姫、何進、袁紹、曹操、董卓

ストーリー

第3巻-1 十常侍

張宝軍を倒し凱旋する劉備義勇軍。その頃、黄巾賊の総大将・張角は病死し、張宝ともう一人の弟・張梁(ちょうりょう)もせん滅したとの知らせが入る。

ここに黄巾の乱は収束した。
※最期はあっけないね、張角との戦いが見たかったよ!

都の洛陽では黄巾賊壊滅を祝うお祭り騒ぎ。しかしどこにも属さない劉備義勇軍は祭りに参加できず城外で沙汰を待つことに。
※これは切ない、頑張ったのになぁ義勇軍・・・

盧植将軍のところにいた張釣(ちょうきん)が城外の劉備に気付き、義勇軍の活躍を目の当たりにしていた張釣は「あんたのことを帝に言っとくわ」と城に向かう。

帝に拝謁した張釣は今の国の乱れは政治の乱れにあると進言する。
※いまの日本みたいやね

なかでも、政治を牛耳る十人の高官・十常侍(じゅうじょうじ)が問題で、帝が若いのをいいことに、やりたいようにやってると。

また、めちゃくちゃ頑張った劉備がまだ城外で沙汰を待ってるよと伝えていると・・・。
呼ばれて飛び出て十常侍が登場する。

十常侍は帝の前から張釣をつまみ出し、帝に気づかれないように殺害してしまう。帝が劉備のことを気にすると、ちょっとしたミスと取り繕う十常侍。

その後、劉備には中山府安喜県の警察署長に命ずると沙汰があり、片田舎の警察署長では兵士を賄えないという事で、ここに劉備義勇軍は解散する。

第3巻-2 勅旨

劉備が警察署長を務める安喜県に帝の使者・督郵(とくゆう)がやってくる。
※もう見た目が嫌な感じ、こいつは何か問題起こすね、間違いないね

劉備は督郵を精一杯もてなすが、気に入らないと席を立ち劉備に暴言を吐く。それにカチンときた張飛だが関羽が何とかなだめる。

劉備はどうすれば督郵が機嫌を直してくれるかとお供に聞いてみると。

「金やね、ワイロを渡すんや」
とお供、そんな金はないと返すと、

「金が無いなら民から税金をしぼり取ればいいじゃないか」
だって。悩む劉備、凹む劉備・・・
※真面目やからね・・・元気出して!

いつまで待ってもワイロを持ってこない劉備に怒った督郵は、民の一人を脅して劉備が悪い政治を行っていると嘘の訴状を書かせて都に届けてしまう。

その事を知った張飛はブチ切れ!
督郵の屋敷に乗り込んで、督郵を木にぶらさげて殴りまくるのです。
※ああ、表紙のおっさんはこいつだったか・・・

そこに駆けつける劉備と関羽。

張飛を止めるのかと思いきや関羽は劉備に訴えます。
「うちらは小さな村で役人をする為に立ち上がったんやない!天下万民の為に立ち上がったんや!」と。

すると劉備も「住むところを間違ったね!」と言って、関羽・張飛と共に新たな旅に出るのでありました。
※残された民はいったい・・・

第3巻-3 放浪の旅

安喜県を飛び出したトリオは張飛の知り合いの屋敷を目指すことに。

とその頃、張飛の仕打ちに怒った督郵が太守に劉備たちを捕まえるよう命令を出し、劉備たちは追われる身となってしまうのです。
※逃げてー!

張飛の知り合いの屋敷にかくまってもらうことになったトリオ。屋敷の主人は超太っ腹、「一年でも二年でも屋敷にいてもいいよ!」だって。

そして、その屋敷で劉備は運命の出会いをするのでありました・・・

「つ、翼くん?」

「岬くーん!!」

そう、黄巾賊から救った芙蓉姫(ふようひめ)がその屋敷に住んでいたのです!完全に舞い上がる劉備、ああこれが恋なのね!!毎夜寝床を抜け出して、芙蓉姫と密会するようになる劉備。

そんな浮かれポンチな劉備に関羽がブチ切れ!!
「今は愛だの恋だのを語らってる時ちゃうやん!!」

そこに追手が迫っているとの情報が入り、このタイミングで屋敷を出ようと関羽はニンマリ。

劉備は後ろ髪を引かれながらも屋敷を後にするのでありました。

見送る芙蓉姫の目に涙がキラリ。
※ああ切ない!

3人は身を隠すために一度別れることになり、劉備は久しぶりに実家の母の元に帰るのであります。

劉備の突然の帰宅に一瞬は喜ぶ母、しかし厳しく劉備に言うのです。
「大事を成し遂げるまで帰ってきたらあかん、もし私が気がかりになるならここで死ぬで!!」

母の覚悟に自分の甘さを猛省し、実家を後にする劉備。
その後姿を見送った母はその場に泣き崩れるのでありました。

「オオオオオオオオ・・・」
※ああ切ない!!

第3巻-4 乱兆

十常侍の悪政により世の中は乱れ、大きな反乱などが起こるようになる。しかし十常侍は帝に天下泰平と嘘の情報を流し、帝はすっかり酒と女に溺れてしまう、うほほーい。
※ちょっと羨ましいぞ!

しかし、乱れた生活がたたり帝は体調を崩し明日をも知れぬ体になってしまう。
※自業自得やん

そんな帝には協皇子(きょうおうじ)・弁皇子(べんおうじ)という二人の息子がおり、世継ぎの事が心配だと十常侍に相談する。出来れば協皇子を世継ぎにしたいと・・・

弁皇子の母親は何進将軍の妹の何后(かごう)なので、協皇子を世継ぎにする為には何進(かしん)将軍が邪魔になると十常侍・・・この際何進将軍を殺してしまいましょうと。グヒヒヒ。
※何か昼ドラみたいになってきたぞ

自分が暗殺されると密偵から聞いた何進将軍はブチ切れ。「十常侍を返り討ちにするため将を集めろ!」と命令する。ここで集まってくる将の中に袁紹(えんしょう)・曹操(そうそう)がいるのです!
※曹操キター!!

さらに追い討ちをかけるように帝が亡くなったとの報が入る。

何進将軍は宮内に攻め入り、十常侍の数人を殺害する。残りの十常侍は何后に命乞い、何后から説得された何進将軍は兵を退いてしまうのであります。
※この時点で読者は「あー、何進将軍はあかんわ」ってなるね

第3巻-5 何進将軍の死

生き残った十常侍が何進将軍を落としいれようとしている、そんな情報をキャッチした何進将軍は再び十常侍を討とうとするが、またしても何后の説得で出兵を取りやめてしまう。
※どんだけ妹に弱いねん!シスコンかっ!

この出兵取りやめに袁紹がキレる。
「アホか!あんたがやられるぞ!」

袁紹は全国の英雄を呼び寄せて、皆で十常侍を倒そうと進言する。さっそく何進将軍は各地に手紙を出すが、これが新たな戦乱の火種となってしまうのでありました・・・

西涼(せいりょう)を治める董卓(とうたく)将軍も手紙を受け取った一人。

朝廷内がかなり乱れていることを知りニンマリする。こいつが厄介な男で、皆は「何で董卓にも手紙出したんよ!このスカポンタン!」とザワザワする。案の定、董卓はすぐに都には入らず、少し離れたところに陣を張り様子をみるのです。

各地の英雄が集まってくると聞いた十常侍は激しくガクブル。言い出しっぺの何進将軍がいなくなれば何とかなるかもー、と暗殺を計画する。

何后に呼び出されたシスコンの何進将軍は疑うことなく宮中へ。しかしそこにいたのは妹の何后ではなく十常侍。

「はかったな十常侍!」
との叫びも空しく何進将軍は殺されてしまうのでありました。

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